2023年1月23日新着情報
2024年以降のNISA制度概要について
2023年1月
令和５年度税制改正の大綱等において、2024年以降の新しいNISA制度（以下新NISAといいます）の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。以下の方針は、今後の法整備を経て正式決定となる為、内容は今後変更になる可能性があります。
新NISAでは、現行のつみたてNISAが「つみたて投資枠」に、一般NISAが「成長投資枠」に名称が変わり、併用が可能となります。主な制度の変更点は以下の通りです。
・年間投資枠が増額されます 「つみたて投資枠」では40万円から120万円へ、「成長投資枠」では120万円から240万円へと年間投資枠が増額されます。
…現在、つみたてNISAでは毎月33,333円ずつの買付となっておりますが、およそ3倍の毎月10万円までの積立買付が可能となります。
・非課税保有限度額が設けられます 2つの枠で合わせて買付金額ベースで1800万円が保有限度額となります。また、売却した場合には買付金額分の枠が復活します。なお、「成長投資枠」は1800万円の枠内で1200万円まで買付が可能です。
…2024年から毎年360万円ずつ満額買付をした場合、5年後に1800万円の限度額まで到達しますが、同年に360万円分を売却すると、翌年360万円分の「枠」が復活し、新NISAでの買付が可能となります。
・非課税保有期間の無期限化されます 現行制度では、一般NISAでは5年、つみたてNISAでは20年の非課税保有期間がありましたが、新NISAでは非課税保有期間が無期限化となります。
…一般NISAでは、5年の保有期間の制限があったため、継続して保有したい場合、ロールオーバーする必要がありましたが、その必要がなくなりました。なお、2024年以前に買付した商品は、2024年以降の新NISAの限度枠とは別枠となります。
・2つの枠で投資対象商品に違いがあります 「つみたて投資枠」では積立・分散投資に適した一定の投資信託｛現行のつみたてNISA対象商品と同様｝、「成長投資枠」では上場株式・投資信託等｛①整理・監理銘柄②信託期間20年未満、高レバレッジ型及び毎月分配型の投資信託等を除外｝と定められており、「成長投資枠」内で購入できる商品が制限されております。
出所：“金融庁HP 新しいNISA”
